UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2018-04-24
Tower of Babel
崎山 栞里
組織において新しいことを始める時、基本的にそれが何かしら将来的にプラスになる事を確証持って言えなければ周りからの承認を得られません。そう思っていました。
2017の春先くらいに審判やってみたいって言った時、多くの人は絶対に無理だと思ったそうです。
なのに、あの横文字タイトルの格好つけた雑感とか様々な場所で本気であることを伝えた結果、畏れ多くも練習中に審判をさせて頂けたり、育成のミニゲーム、教育リーグ、ホッケー祭、たくさんの機会を与えて頂けました。
下手なりに最低限形にはなっていたらしく、審判講習会でポジショニングの良さをすごいおじさんに褒められ(優しい人だった)、恐ろしいことに今年の春にはリーグ戦の審判のオファーが来ました。
そして分析も。絶対神堀部さんのもと、上手く使われたと言われつつも個人的にはすごく楽しい仕事を振って頂けて、0.01%でも一部昇格に直接貢献できたんじゃないかなって自惚れてしまいました。
思えば、役立つかどうか分からんものに半年もの時間を投資して頂けていたことは決して当たり前のことではありませんでした。今一緒に戦っている同期や先輩や後輩、引退された先輩方、周りの人たちには本当に本当に感謝しています。
でも、与えられた機会をものにできてなかった。
結局審判はへたくそで、ホッケーもあんま深くは理解できてない。
正直ある程度なら誰にでも出来てしまう(本当にごめんなさい)マネージャー業に私はどうしてもやりがいを感じられなくて、ならば「分析特化型スタッフ」として貢献しようって思って色々試したけど上手く行かなくて。
対策動画作りを除けば結局今の代において全く貢献できていないことがひどく悲しくて悔しくて居た堪れません。かといってマネージャー業との兼業を続けても近いうちに最悪の選択をすることは目に見えてしまうのです。
わたしの中で絶対に譲れない審判と分析は、ダイレクトにチームの強化に関わるもの。あくまで脇役でサポート役の我々スタッフにとって、自分の興味とチームに必要としてもらえるものとの折り合いをつけることはとても難しいことです。そしてそれについての結論はわたしの中でまだ出ていません。でも、ひとつだけ確かなことがあります。
チームに必要とされるレベルまで上がればいい。
ビッグマウス感がすごいですが、正しい努力を積み重ねれば、あとは心が完全にポッキリいかなければ、ある程度なんとかなる気もするのです。ここで言う正しい努力とは、猪突猛進なだけじゃなくしっかり頭使うこと。そして小さな目標みたいなのを達成しては真っ直ぐに積み上げて行くこと。一番苦手なやつですが好きなことのためなら頑張れます。
なんだかすごく長くなりましたが、わたしに今足りないのは血を吐くような努力だけ。ならばやらない理由にはなりえません。燃え尽きて死ぬまではせっせとバベルの塔だろうが何だろうが積み上げていく所存です。
絶対にお前が必要だと言わせてみせます。