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2015-11-04

the springtime of life

本多 剛

ホッケーを始めて早くも1年が過ぎた。最近ふと思うことがある。自分はなんでこの部に入ったのだろうと。中高でサッカー部に入り、僕の6年間はサッカーを中心に回った。毎日が憂鬱で精神的にも肉体的にも辛い日々を耐え、誰よりも走り、誰よりも努力した自信があったが、結果は自分の目標にもチームの目標にも遠く及ばなかった。終わってみて残ったのは虚無感だけだった。僕はもうこんな思いはするまい、こんな辛い生活はやめよう、そう心に決めていた。

だけど、やっぱりここに戻ってきてしまった。
僕は次こそは目標を達成し、自分の人生に自信を持たせるためにこの部活に入った。しかし、この一年を振り返ってみて、胸を張って努力したとはとてもじゃないが言えない。努力が報われなかったときのとてつもない悲しみ、悔しさを知ってしまった僕は、努力を避け、楽な道を進もうとしてしまっているのかもしれない。
先週のインカレで明治の監督がこんな言葉を言っているのを偶然耳にした。

「努力はたまに裏切るが、努力しないことは裏切らない」

ほんとうにその通りだと思った。こんな当たり前のことに恥ずかしながら今になって気づかされた。というより、頭では分かっていたのに避けていた。今の自分はまだまだ甘すぎる。このままではこの部に入った意味がなくなってしまう。自分を厳しい環境に置き続けてまで得たいモノがある。この仲間で目標を達成したい。これがほんとうに最後のチャンス。

最後の青春、全力で駆け抜ける。

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