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2015-04-08

OGATA’S

尾形 道隆

4月5日にリーグ初戦があった。Bullionsは守備を固めた横浜市立大学に苦しみながらも4年生FWの中田さん、悠策さんの2ゴールでなんとか勝利することができた。しかし、試合のビデオを見返せば見返すほど自分自身はFWとして何も仕事ができていなかった。雨の中試合を応援してくれたチームメートはなんで尾形なんだろうとか、俺だったらゴール決めてたのにとか不満だったと思う。


今まで自分にとって代表メンバーっていうのはアイドル的存在というか、Bullionsの中で攻守にわたり圧倒的な人だけがなれる憧れの存在だった。Bullions2013もBullions2014も代表チームはそういう集団だった。代表という名前だけじゃなくて実力がしっかり伴っているから自信に満ちていて輝いていた。そういう人たちと試合に出たいから自主練しまくるとか、自分の力不足で試合に出れないにしても応援したいと思えるそういう存在だった。

今の自分はその領域に全然達することができていなくて、自信がなくて、だから試合に出ても自分がやりたいプレーよりも味方の動きばっかり気にして、動きがどんどん小さくなってしまっている。初戦の対策で去年の育成対横浜市立大学との試合のビデオを見返す機会があった。あ、俺ってこんなにイキイキとホッケーしてたんだ、こんなに走ってたんだ、ゴールまで決めちゃったよ(アシストはマイク)、見れば見るほどBullions2015の尾形よりもBullions2014の尾形の方が優れた選手だった。


布施とかルイスの方がドリブル上手いし、慎太とか真島の方がボールキープ上手いし、堀川のレバヒは最強だし、まだまだ自分は圧倒的な存在になれていない。でも逆に他の代表メンバーにはできないけど自分にはできることもあるはずだって考えるべきだった。スピードに乗った3Dドリブルとかワンタッチシュートの精度とか自分が得意なプレーを軸に(もちろん苦手なプレーは地道に克服しながら)もっと楽しんでホッケーに取り組むべきだった。

ホッケー部入って「責任」って言葉をとても多く聞かされてきた。マークへの責任だったり、ルートづくりの責任だったり、ボールを守る責任だったり。でもやっぱりFWで出てる限り、そして他のFWとは違ってまだまだ未完成なのに試合に出してもらっている限り、一番の責任はゴールを決めることだと思う。それも誰でも決められるようなゴールじゃなくて尾形にしか決められないようなゴールを決めなきゃいけない。そういう責任を大事な試合で果たせるように頑張っていきたいと思う。そのためにもっと基礎技術に心を込めて練習に励んでいきたい。楽しんでホッケーしてゴール決めて尾形の時代が来たといわれるように。

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