top of page

2015-11-17

MY RITUAL

尾形 道隆

4月に書いた『共鳴』では、要約すると練習をする・ゴールを決める・楽しむ、の3つを決意した。簡単そうな決意だがなかなか達成できないきつい半年だった。
こういうプレーがしたいと思ってその練習をしてきて、それを試合で試そうと思っても試すチャンスがなかなかない。そもそも自分がやりたいと思っているプレーがチームの利益にそぐわない状況だってあるし、緊張していて消極的なプレーの選択に終わってしまう時もある。個人的に春リーグは自立も成長もできないまま終わってしまった。


 そうして悩みながら迎えた秋リーグとインカレ。自分の中でとても印象的なシーンが2つある。
1つは秋リーグ立教大学戦。RHの中尾が縦にヒットを打つ、敵がスティックの先でわずかに触りボールは高く跳ね上がる。それを空中でうまく触って落としてそのままシュートまで持ち込めた。見ている人には偶然に見えたかもしれないが、心の中では練習通りとガッツポーズ。春リーグ中からFWのボールの収まりが悪いと色んな方々に指摘されてきて、とても悔しかった。だから夏の目標の一つとして「どんな浮き球でも収める」というのを設定してきた。そして半分息抜き半分練習として、スティックと防球ネットを使って堀川とテニスをしていた。そんな他人から見たら一見しょうもないような練習でもいつか絶対役に立つ。そんな成功体験が自分の自信になった。
もう1つはインカレ天理大学戦。憧れの大学からゴールが決められそうだったあのシーン。中田さん打ち込むだろうな。予想通り。その瞬間に相手の裏に行けばフリーだろうな。予想通り。ボール抜けてくるだろうな。予想通り。練習通りフォアスティックで触ってゴールだ。わずかに合わない。。。ポジショニングにもフォアで触ろうとした選択にも今の自分の中で最善だったとは今でも思うが、だからこそ余計に悔しい。ゴールを決めるってやっぱり簡単なことじゃないな、そして大舞台で絶対ゴールを決めてやると強く思った。


BULLIONS2015も残すところ決勝、入替戦の2試合。何が何でも勝つ。でも意外と頭に浮かぶのは「普段練習してきたことが絶対自分を助けてくれる」というシンプルなこと。今年になってから数えてみたら10個くらいの新しいことができるようになっている。確実に上手くなっている。なりたい選手像に少しずつだが近づいている。気負い過ぎずに練習してきた自分のトラップ、ドリブル、ゴールがきっかけで、BULLIONS2015が響き合って大を成せるように最後の練習まで個が立つことにこだわっていきたい。




とかいいつつ、実際当日は少なからず気負ってると思うので、おがた緊張してるな~と思ったらたくさん声かけてあげてください。笑

bottom of page