UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2015-10-07
成功過程
土川 真慶
秋リーグが始まり、インカレまで1ヶ月、4年生の引退まで2ヶ月を切った。
この1年ここまで、個人的には思い描いていたのとは全く違うものとなっている。
開幕直前、実力不足で試合に出れなくなり、春リーグは結局ほぼ全てをベンチで過ごし終わった。
主将を任され、気持ちを新たに臨んだ七帝では惨敗を喫した。
春前から七帝まで、苦しい期間だったが、もがき続けて頑張ってきただけに、かなりショックだった。
しかし、幸か不幸かそこで吹っ切れ、開き直ることができた。
一歩離れて自分を見つめ直すと、悪い意味で思い詰めすぎているし、目の前のことにとらわれ過ぎだと気付いた。
それから自分の中で何かが変わり、ポジティブにホッケーに取り組めるようになった。
プレーにも良い影響が出た。
その後の合宿と度重なる一部校との連戦も経て、この夏で確実に成長できたと思う。
秋リーグが始まった。結果としては自分の立ち位置は春とあまり変わっていないし、一部校相手には練習試合でもまだまだ大きな差を感じる。
でも、心持ちは春とは違う。
失敗、挫折は成功すれば過程になる。
上手くいかないことも、成長過程として純粋に楽しめている。
諦めなければ良いだけだ。
ただ、思いが強いのは良いことだが、悔しさにとらわれ、思い詰め、悪循環に陥ってはいけない。
上に書いたことの一部は、チームにも言えると思う。
秋の目標が達成できれば、それは春の悔しい経験があったからだと言えるはずだ。
あと2ヶ月、個人の成長に尽力するのは当然。チームにももっと良い影響を与えたい。
スローガン「共鳴」に則って大を成し、目標達成するために、全力を尽くします。