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2018-10-28

僕の名前は

藤原 勝煕

残りの練習回数を数えて手帳にカウントダウンを書き始めたのが、9月の終わり頃。それから一ヶ月以上が経ち、着実に引退が近づいてきています。

最近思うのは、引退が近いからといって何か特別な事があるわけではないという事です。日々の練習に真摯に取り組み、対戦相手を分析し、自分たちの試合を反省する。これらの事はこれまでもやってきたことだし、これからも変わりません。試合の勝利を目指して努力する、ただそれだけのことです。

さて、僕たちは春リーグで歴史的な勝利を挙げることができました。とても誇らしいことです。ですが、もうそれは終わったことです。秋リーグではプール戦を三連敗しました。やはり一部校は強いと認識させられました。ですが、これもまた、もう終わったことです。春の勝利からも、秋の敗戦からも、僕たちは確実に変わっていると思います。成長してきました。インカレはそんな自分たちをぶつける絶好の機会。チーム一丸となって、勝利を掴みましょう。

少しだけ、僕の話をさせてください。

僕の名前は勝煕と書いてかつひろと読みます。漢字が難しくてなかなか読んでもらえませんが、とても気に入った名前です。
幼い時、親に名前の意味を尋ねたことがありました。「勝つヒーローになって欲しいからだよ」と冗談めかして言われたことを覚えています。サッカーの試合で負けて泣いた時には、「負けてばっかじゃ、まけひろだね」なんて言われたことも覚えています。
部活動生活のクライマックス。最後くらいは勝ってヒーローになりたい!!!
いや、ヒーローにはならなくていいです。Bullions2018において僕にヒーローは全然似合わないです。僕が果たすべき役割は、DFとして後方からチームを支えていくこと。地味でも堅実に試合を作っていくことです。ヒーローにはならずとも、チームの勝利に貢献できればそれでいい。

チームスポーツの魅力はそこにあるのではないでしょうか。プレイヤーからスタッフまで含めて全員が試合における必要不可欠なピースであり、それらが上手くはまった時、チームはものすごい力を発揮するのだと思います。


僕は春の農大戦で勝利した後、泣きました。嬉し泣きでした。

もう一度、一部校に勝ちたい。勝ってあの感動をチーム皆で分かち合いたいです。

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