UNIVERSITY OF TOKYO HOCKEY TEAM
東京大学運動会ホッケー部
Est. 1925
2025-03-24
偽る
中村 心汰
去年の秋リーグ、同期のフィールダーの中では一番多くの出場時間をいただいた。でも、なぜメンバー表に僕の名前があるのか、周りにも疑問はあっただろうし、ひょっとしたらこの発言は色々な方に失礼に当たるのかもしれないけれど、とにかく自分が一番わかっていなかった。自分より確実に上手い人がいるのに、自分よりもチームに貢献できる人がいるのに、なぜ自分なのか、全くわからなかった。周りを、そして自分を、納得させようとする気持ちも中途半端に、何となくホッケーをし続けてもう4月、明日春リーグの試合があるとしたら、出場時間はないだろうなという現状である。
私のホッケーに対するモチベーションは、たぶんそんなに高くない。ホッケーをしていて楽しいとは感じない。今の自分の中でホッケーとは何だろう。仕事みたいな感じなのだろうか。こなすべき義務的なものとして、上手くならなければいけないものとして、存在している気がする。そういう心意気で向き合っているから成長しないのだと、まさしくその通りだが、自分の心の手綱を握ることはできない。だから、考えないようにしている。というより、それでいいと思っている。これまでもそうだったし。全国とったオリエンテーリングも、12年もやったサッカーも、その他のものも大体、最初は任意のものを確かに選択したけれども、すぐ義務になっていた。そりゃ本来義務ではないから、辞めたって自由なわけだけど、今そうしたら後悔することくらい、自分の履歴を参照すれば明らか。同じ失敗を繰り返す必要はない。
とにかく、モチベーションとか、楽しさとか、そういうものをホッケー自体に考えることを意図的に放棄して、目の前のことを実践することが結果として成長に繋がっていけばと思っている。かといって、それではこれまでと何も変わらない。だから、無理をしたいと思う。無理をするというのは、怪我をしていても、熱があっても練習するとか、確かにしてきたけれど、そうではなくて、一つ一つのプレーの中で、もう二歩、三歩頑張る。無理という表現が正しいか分からないけど、そのような感じ。腰が下がらないとか、マークの位置修正やプレスキャンをサボるとか、カウンターくらっているのにジョグしてるとか、中盤で受けても全然前向かないとか、練習後も体力余ってたりするとか、自分の限界を越えないようにどこかで調整してしまっているから、一切成長しない。たとえ自主練を少し長くしていたとしても、うまくなるわけがない。もっと頑張らないと何も始まらない。気持ちは変えられなくても、行動は変えないと。
過去を振り返ると、自分の中で変革とか挑戦に消極的になったときに、下り坂にかかることが多い気がする。もちろん、何年も前に決めた自分の根幹の生き方の原則は変えないし、変えられないけれど、何か起こさないと、このまま良くない方向に向かってしまう。自分の気持ちは考えないことにして、ホッケーから何か変化の一歩を踏み出したい。