できること

明日は襷戦。相手は早稲田大学。
これまで春リーグ三連敗の自分たちにとって厳しい試合になるのは間違いないだろう。

だが、先輩たちが必死に繋いできてくれた一部の舞台。
残り二試合で必ず何か爪痕を残したい。

自分が試合に出させてもらっている理由は簡単だ。
僕は人よりいくらか走れる。
だから、やるべきこともはっきりしている。


誰よりも走って最適なポジションをとる。
誰よりも早く押し上げて攻め続ける。
誰よりも運動量を持って最後まで詰める。
誰よりも深くエンドを取る。
誰よりも力強くプレスをかけ追い込む。
誰よりもしつこく戻って守備をする。
誰よりも声を出し味方を助け盛り上げる。

難しいことをやるわけではない。相手を華麗なドリブルで抜き去りシュートを決めるスーパーヒーローになるのは、未来の成長した自分に託す。

それでも、下手くそだろうができることをやる。謙虚に。しかし決してネガティブにはならず。
そうやって勝利に貢献する。
「出させてもらっていた」ではなく、試合に「出ていた」と言えるように。