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2015-02-25

すべてが僕の力になる!

大野 陽介

早いもので、僕が大学でホッケーに取り組むために残された時間はあと1年を切った。
深澤さんの代、飯田さんの代、根本さんの代、それぞれに思い入れがあり楽しいことも辛いことも経験して、何より本当に自分を成長させてもらって、感謝の気持ちでいっぱいである。

去年までは一人のプレイヤーとしてがんばってきたが、今年は幹部の一員としてチーム運営まで含めてがんばっていきたい。

幹部になるにあたり、自分がこのチームに対して何ができるんだろう。そう考えたときに、他の同期に比べて、
せっかちで、面倒くさがりで、だらしなくって、ヘラヘラしてて、すぐ感情的になって、本当に言いたいことを上手く伝えられなくって、、、

あれーーー、俺良いとこなくねーー?って自信をなくしたこともあった。
でも唯一自分に自信を持てることは、「思ったことをはっきり言えること」だと思っている。

僕は1年のころから、GKとして先輩にも指示をしなければいけない立場だったので、思ったことはたとえ先輩だろうが間違っていようが、どんどん言ってくようにしてた。
あとは、今より状況が好転するかもしれないのに、遠慮して思ったことを伝えないでおくのが、性格的に耐えられない、ってのもある。

僕が主将でも主務でもなく幹部にいる意味は、GKとしてフィールドプレイヤーとは違った目線から、いろんなことに気づいて指摘して、どんどんチームを良い方向に持っていくことにあると思うから、そこだけはこの1年間を通してがんばっていきたい。

幹部としてがんばりたいのはもちろんだが、まずは僕自身もっともっと上手くなりたい、と強く思っている。
最後の1年間、これでもか!!ってくらい上手くなりたい。

去年に引き続き、今年の僕の目標は、“関東で1番強いGK”になることである。
今の自分は正直目標には程遠いが、この1年間がむしゃらになって追い求めたい自分にとって大切な目標である。

そのために大事になってくることは、シンプルだけど、「自分が上手くなることに対して絶対言い訳をしないこと」だと思ってる。

言い訳って、正論だし基本的に筋が通っている。
言い訳しなきゃ、やってられない時だってある。

でも僕が少なくともこの3年間真面目に取り組んできて、最後の1年を迎えている「ホッケーが上手くなること」に関しては言い訳をしたくないし、僕の3年間はそんなに軽くないと思ってる。
幹部としての話し合いも増え、研究室生活が始まると、去年よりも自分のトレーニングにさける時間は必然的に減ることになると思う。そんなのは分かりきっている。
だからこそ、今まで以上に考えて、考え抜いて、たった一回の練習も無駄にしないで、もっともっと上手くなってみせる。

良いことも悪いことも、4年生として、また代表のGKとしての責任や重みもそれを背負うことができる喜びも、全部ひっくるめて、力に変えていきたい。

さて、今シーズン、新4年みんなで話し合って立てた「一部で勝つ」という目標は、普通に考えれば無謀な目標である。
まず春の入替戦で勝って一部昇格しないことには、目標達成のための土俵にすら立てない。
さらに、早ければ小学校からホッケーを始めている運動神経も良い人たちの集団に、大学からホッケーを始めた素人集団の僕らが勝つ、っていうのは本当に難しいことだと思っている。

でも同期が信じたように、僕もこの1年間チーム全員で本気でがんばれば叶えることができる目標だと信じている。

そのために必要なことは何か。

本当に大事なのは、常に自分の中でベストを尽くすこと。
すなわち、常に自分が目標達成に向けて、“相応しい自分になれているか”を自問自答して、“相応しい努力をしているか”だと思う。
これを1年間通して、僕だけじゃなくてチーム全員が、どんな立場や状況であろうと、「一部で勝つ」ために相応しい自分になれているか自問自答して、「一部で勝つ」ために相応しい努力を重ねて欲しい、と思っている。

それが今年スローガンで掲げた「共鳴 〜個が立ち、響き合い、大を成す〜」を体現するための原動力になるはずだから。

最後に、先日、僕が現役代表として携わらせていただいた、“東大ホッケー部 創部90周年記念式典”が終わったあとに、ご参加いただいた大学関係者の方に挨拶に行ったときのこと。
そこでお話しする中で「東大ホッケー部は本当に良い部活だと思ったよ」って褒めていただき、とても嬉しかった。

でも、僕の本音としては「良い部活」ってだけでは終わりたくない。

僕のこの一年は、東大ホッケー部を「良い部活」だけでなく「強い部活」にすることにあると思ってる。
この一年間、チームの皆やOB・OGさんなどの支えてくださっている方たちと一緒に、目標達成のために、時に迷いながらも、粘り強く、楽しみながら頑張って行きたい。

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